春の嵐

咲き始めたばかりの桜、大丈夫だろうか。

この日は深夜から強い風と雨で何度も目を覚ました。出勤時間になってもその勢いは衰えず、まさに春の嵐。アパートの前には誰かが呼んだのだろう1台のタクシー。自分は、そんな贅沢はしたくないので、ビーンブーツを履いて嵐の中へ飛び込んだ。
思った通り風は強烈で、傘を盾に前に進むといった具合。去年もこんな感じで嵐に挑んだが、その代償として傘を一本だめにした。そんなこともあって準備していたのが今使っている傘だが、この傘、風速30m/sでも耐え得るとの触れ込み。しかも基本、ビニール傘なので盾にしても前方の視界は良好。確かにこの日の風にも全くへっちゃらで頼もしい限り。これからも弱音を吐かず、こいつとともに嵐の中を歩いて行こう。今はそんな気持ち。