2015年7月21日火曜日

さよなら北の大地

最終出勤日の帰り道。爽やかな雲が印象に残った。
会社から帰還指令が出て1週間、いよいよ明日、この地を後にする。引っ越し作業も部屋の掃除も手伝いに来てくれた家内とともにしっかりと済ませ、ご近所さんへの挨拶も終わった。最後の思い出づくりにと、昨日と今日、レンタカーで思い出の地を回ってきた。苦しい生活が続いたけど、いざ離れるとなると何だかこの地が愛おしくも感じる。離任するときはいつもそうだ。
東京に戻ったら戻ったで忙しい日々が待っている。おそらく毎日の生活に追われることになるだろうが、いつかまたこの土地を思い出し、懐かしむことができたら、またここを訪れることとしよう。その時、苦かった記憶は、きっと楽しい思い出に姿を変えていると思う。さようなら、そしてありがとう北の大地。

2015年7月12日日曜日

とうとう戻ることに

白ハマナスの咲くこのランニングコースともお別れだ
この週末、会社から東京に戻れとの突然の命令。待ち望んでいた指令だ。当地に来て2年と1か月、仕事にも遊びにも、そして普段の生活にもそれなりに頑張ってきた。この生活を始めるときに自分に言い聞かせたように「泣いて過ごすも3年、笑って過ごすも同じ3年」の精神で、努めて明るく元気に過ごして、家族と離れた寂しさを紛らわしてきた。
それにしても「この街は寒かった」というのが、今回の単身生活の総括の一言で、この週末、ようやく暖かくなってきたものの、2か月ほどすると再び寒い日が訪れることだろう。単身生活にはとても厳しい環境だったが、それゆえに人とのつながりも強かったかな。おかげで酒も良く飲んだ。単身生活がまだ続く諸兄がいるなか先に帰ることになるが、陰ながら皆さんを応援し続けるので、頑張っていただきたい。このブログ、次回を最終回として閉めることとする。今までありがとうございました。

2015年7月8日水曜日

初めての一人旅

知床のホッケ、脂が乗っていて実に美味かった。
先週末、当地での目標としてきた羅臼岳に登ってきたが、住まいとやや離れていることから、前泊と下山後の後泊をしてきた。羅臼岳は世界自然遺産の知床半島に位置していることから、距離だけではなく気持ち的にも遠い存在の地。そこに2泊するなんて、初めての一人旅でありながら、自分にとっては相当な冒険でもあった。
幸いにとでもいうのか、トラブル的なことは何もなく、ある意味、計画どおりの気持ちの良い旅になったわけだけど、それはそれで、結果論的には何か面白いハプニングがあっても良かったのではないかと、若干の物足りなさもあったかな。でも、旅って良いものだなと、改めて今回思った。また行ける機会があれば、ぜひともやってみたい。一人旅って、終わってからそう思うものなのかな。なんだか、あったかい思い出ができた感じ。

2015年7月3日金曜日

愛帽(相棒)

明日の山もこいつと行ってきます。
冬はともかくとして、山を歩く時やランニングをする時など、自分、この帽子と常に一緒にいる。何が気に入ってこうなったかは、正直あまり良く覚えていないけど、気づいたらそうなっていた。色落ち感や擦り切れ感がハンパないけど、こいつがいないとなんだか落ち着かない。ショップでたまにハットを被ってみるけど何だかしっくりこない。若い頃、野球をやっていたせいだろうか、ずっとキャップ派の自分にとっては、見慣れないハット姿は、なんだか気恥しい。
自分の体が動かなくなるのが早いか、それともこいつが使えなくなるのが早いか、よくわからないけど、今年もこのボロボロになった愛帽(相棒)とともに、山の中を這いずり回り、山の楽しさを互いの身にしっかりと浸み込ませようと思う。